2018年5月9日家を広くする方法

おはようございます。

宇治徳洲会病院前店です。

 

いつもなぎさ薬局のブログを

ご覧いただきましてありがとうございます。

 

今日は、ぼくの趣味である、仏教のはなしをひとつ

紹介しようとおもいます。

 

昔、ある男がお坊さんに相談にきました。

 

「助けてください。私の家は小さく、

その小さい家に子どもが７人もいてがやがやしています。

おまけに妻はいつもガミガミおこってばかりいます。

わたしは居場所もなく、どうすればいいでしょうか？」

 

お坊さんは、

「それでは、外で飼っているヤギを、

家の中に入れて飼いなさい。」

と答えます。

 

家が狭いうえに、がやがやして困っているという

その男に、お坊さんはこう言いました。

 

その男は不思議そうな顔をして「わかりました」と帰りました。

 

そして翌日、またその男が来て、

「家は狭いし、子どもは多いし、妻はガミガミ言う。

その上に、ヤギが家の中で暴れ回ります。

どうしたものですか。」

 

お坊さんは、

「わかりました。では、牛も家の中に入れて飼うのです。」

と答えたといいます。

 

翌日、その男がやって来て、

「家は狭いし、子どもは多いし、

妻はガミガミ言う、ヤギが暴れ回る。

その上、牛がモーモー鳴いてたまりません。」

 

お坊さんは、

「わかりました。では、ニワトリも中に入れて飼いなさい。」

と答えます。

 

案の定、次の日も男はやって来て、

「家は狭いし、子どもは多いし、

妻はガミガミ言うし、ヤギも牛もニワトリも、

もう家の中はめちゃくちゃです。

どうにかしてください。」

 

するとお坊さんは、

「よし。では、ヤギも牛もニワトリも全部外へ追い出しなさい。」

と言いました。

 

その翌日、

男は、はればれとした顔でやってきて

こう言ったそうです。

 

「和尚さま、ありがとうございました。

わたしは今まで気づきませんでしたが、

わたしの家は広かったんですね。

それに子どもたちはいい子ばかりで、

妻もやさしいということがわかりました。

わたしは幸せだということに気づきました。」

 

私たちはどうしても、

実は日ごろから恵まれているということには、

そうではない環境、になってみないと

気づかないものですね。

 

何ごともいいところに目を向け、

今日も１日がんばっていきましょう(^^)