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2018年5月22日?経口補水療法のすすめ?

皆さん、こんにちは!
松原徳洲会病院前店です!

 

最近は、5月にもかかわらず暑い日が続きますね。今日はそんな時期にぴったりの豆知識を紹介させていただきます。

 

暑い季節に必ず話題になるのが「脱水」で、夏だけではなく、風邪やインフルエンザ、胃腸炎などで嘔吐や下痢を起こした時にも、脱水になる可能性があります。
特に乳幼児や高齢者では脱水になりやすいため注意が必要です。

 

今回紹介するのは、そうした脱水にまつわる水分補給の「経口補水療法」です。
簡単に言うと、脱水時に病院で行われる点滴治療を口から摂取するという方法です。
この時使用するのが、経口補水液(ORS:Oral Rehydration Solution)というもので、口から水分と電解質を素早く補給できるように、ナトリウムとブドウ糖の濃度を調整した飲料なのです。

 

水分補給にはスポーツドリンクを用いる方も多いかもしれませんが、実はスポーツドリンクには、糖分の量が多く、塩分の濃度が低いため、水分補給にはあまり適していないのです。
また、最近ではコンビニやドラッグストアでも、OS-1(大塚薬品)などの商品を見かけると思いますが、実は簡単に自宅でも代用品を作る事ができます!

 

 

 

 

 

?ORSの作り方?
①水(湯冷まし):1L(1000ml)
②砂糖:40g(大さじ4と1/2杯)
③食塩:3g(小さじ1/2杯)
④レモンやグレープフルーツの果汁数滴
①の中に②・③を入れてよく溶かし、飲みやすい温度にしてから④を加える

 

?ORS飲水量の目安?
乳児:体重1kgあたり30~50ml
幼児:1日あたり300~500ml
学童~成人(高齢者含む):1日あたり500~1000ml

 

脱水は命にかかわる怖い病気で、意外と重症になることもありますので、脱水かな?と思った時は早めに医療機関を受診してくださいね。

 

?本日もお読みいただきありがとうございました?

 

 

 

 

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