2018年9月6日「京の六地蔵巡り」を紹介させていただきます。
こんにちは!宇治徳洲会病院前店です。
台風21号の暴風雨による大きな被害、そして北海道の地震にて被災された皆さま
心よりお見舞い申し上げます。
さて今回は、少し日時が経過しましたが、「京の六地蔵巡り」を紹介させて頂きます。
我が家からほんの1分ぐらいのところに、京の六地蔵巡りで知られている
「山科地蔵さま」が祀られている徳林庵があり、大勢の方が参拝に来られます。
「京の六地蔵巡り」 は、毎年8月22日・23日の両日に、京都の入口(旧街道)六ヵ所
にある「お地蔵さま」を巡拝して家内安全、無病息災を祈願し、各寺で授与された
お幡(はた)を入り口に吊すと、厄病退散、福徳招来するといわれており、800年も続いて
いる伝統行事です。特に、初盆より三年間の廻り地蔵は重要で、満願するとお精霊さんが
六道の苦から免れるという言い伝えがあります。
またこの2日間は、旧三条街道の山科駅から京阪四宮駅の約500メートル間は車両通行止め
になりびっしりと露店が立ち並び、地名から「四ノ宮まつり」とも言い、子供のころは
「六地蔵巡り」より露店巡りのほうがメインで、夏休みの終わりの楽しみの一つでした。
毎年お参りさせていただいているのは、「山科地蔵さま」だけですが、機会あれば、
6ケ寺を巡り6種のお幡を貰い受け、無病息災を祈願したいと思います。
皆さまも 「六地蔵めぐり」 一度いかがでしょうか。
徳林庵のお地蔵さまです。
山科地蔵さまの「お幡」です。
六地蔵巡りの「六体のお地蔵さま」について
平安時代の初め小野篁(おののたかむら)が、一度息絶えて冥土に行き、生身の地蔵菩薩を
拝して甦った後に、木幡山の桜の大木一本から六体の地蔵菩薩を刻み、大善寺(木幡の里)
に祀ったとされています。
その後、第77代・後白河天皇の意思により、平清盛が保元年間(1156-1159)に西光法師に
命じ、都を往来する旅人たちの路上安全、庶民の疫病退散、福徳招来を願って、都に通じる
主要街道の入り口に地蔵堂を建て祀ったことから六地蔵巡りの風習が生まれたといわれて
います。
1.奈良街道-大善寺-伏見六地蔵
2.西国街道-浄禅寺-鳥羽地蔵
3.丹波街道-地蔵寺-桂地蔵
4.周山街道-源光寺-常盤地蔵
5.若狭街道-上善寺-鞍馬口地蔵
6.東海道 -徳林庵-山科地蔵