2018年11月16日紅葉の季節ですね。
こんにちは!宇治徳洲会病院前店です。
黄色に輝くイチョウ、そしてモミジやカエデが赤く鮮やかに彩る紅葉の季節を迎えましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
先日、紅葉を楽しもうと、京都山科にある毘沙門堂(天台宗の門跡寺院)(JR山科駅から徒歩約20分)に行き、少し色づき始めたモミジや、毘沙門天が祀られている本堂をはじめ、御所から移築された宸殿や霊殿、勅使門、弁才天堂やお庭をゆっくりと拝観してきました。
仁王門、そして本堂です。
本堂裏手の回廊からの弁財天堂と晩翠園です。
勅使門です。
すこし紅葉には早かったのですが、来週23日(金)には、千灯会祈願法要ともみじ祭りが奉納され紅葉をいっぱい楽しめるのではと思います。
毘沙門堂は台宗五箇室門跡のひとつで、高い寺格と鄙びた山寺の風情を伝える古刹。ご本尊の毘沙門天は、天台宗の宗祖で比叡山を開かれた最澄(伝教大師)が自ら作ったもので、延暦寺根本中堂のご本尊薬師如来の余材をもって刻まれたと伝えられています。
創建は大宝三年(703年)文武天皇の勅願で僧行基によって開かれ。かつては上京区・出雲路にあったが、応仁の乱で廃絶となり、天海大僧正・公海僧正が寛文5年(1665)に山科安朱の地に再建し、後西天皇の皇子公弁法親王が入寺された門跡寺院です。
辰殿には、逆遠近法という技法で描かれた狩野益信作の (動く)襖絵や円山応挙作の鯉の絵の衝立、霊殿の狩野主信作の龍の絵(八方睨みの龍)があり、江戸時代に作られたトリックアートです。
また、宸殿には天皇家の方々にお会いする為の待合の部屋「白鷺之間」「梅之間」があるのですが、
「梅之間」の襖には、「竹に島ヒヨドリ、梅に山鳥」と 常識「梅に鶯、竹に雀」とは合わない絵が描かれていて「鳥と木が合わない」⇒「取り会わない」といった意図で「梅之間」に通された方は、天皇家の方々に会うことはかなわなかったとのこと
直接的な物言いをしない、京都流の親切、思いやりでしょうか?
学識が高い人は、口頭ではなく、襖絵で断りのメッセージを理解されていたようです。
気になる方は、毘沙門堂へ足を運んでみてください。
家・事務所・商店などの入り口に貼り、厄や災難・害虫の侵入を防ぐ。
また、家内に金運を呼び込むお札とのことで、毘沙門天のお使いの百足(むかで)を配した
「むかで札」をいただいてきました。