2018年12月11日ヒートショックに注意しましょう
こんにちは、宇治徳洲会病院前店です。
季節外れのポカポカ陽気から一気に真冬がやってきました。
寒いこの季節、ヒートショックに注意しましょう。
●「ヒートショック」とは?
急激な温度変化により身体が受ける悪影響のことです。
寒い冬、暖かい場所から寒い場所へ移動するなど、急激な温度変化が影響し、血圧が上下に大きく変動することが原因で
失神や不整脈、場合によっては、脳卒中、心筋梗塞、心肺停止といった、命に関わる深刻な病気を引き起こす危険性もあります。
●ヒートショックが起きやすい場所は?
浴室やトイレ・洗面室など、冬場冷え込んだり、10度以上の極端な温度差がある場所です。
●お風呂でヒートショックが起こるのは?
1.暖かい部屋から気温の低い脱衣所へ(寒さで血管が収縮→血圧上昇)
2.裸になり寒い浴室に入る(血管収縮が加速→さらに血圧上昇)
3.暖かい湯船につかる(血管拡張し、しだいに血圧低下)
4.風呂を上り、再び気温の低い脱衣所へ(寒さで血管が収縮し→血圧上昇)
●トイレでヒートショックが起こるのは?
1.暖かい部屋や(寝室)布団から出て気温の低いトイレへ(寒さで血管が収縮→血圧上昇)
2.排便でいきむと(さらに血圧上昇)
3.排便後に血圧が低下する
4.さらに急に立ち上がると血圧は急激に低下
(立ちくらみを起こしたり、転倒の危険があります)
●ヒートショックを起こさないための対策
1.脱衣所やトイレに暖房器具を設置するなどして暖かくしておく
2.浴槽にお湯を溜めるときにシャワーを使って高い位置から浴槽に注ぐ
3.お湯を張った浴槽のフタを開けておく
4.風呂場の床にスノコやマットを敷いておく
5.トイレ行く際は上にもう一枚(カーデガンやハンテンなど)衣服を羽織る
6.いきむ時間を1回に長くするよりも、短かく繰り返しおこなう
7.そのほかの入浴における注意
・飲酒や食事直後に入浴しない
・一番風呂や深夜の入浴に注意する
・いきなり浴槽に入らない
・浴槽から出るとき、急に立ち上がらない
この冬、急激な温度変化による血圧変動に十分に注意し、ヒートショックを防ぎましょう。