2018年12月26日インフルエンザ対策に2
こんにちは!烏丸紫明店です。
クリスマス、皆様はどのように過ごされましたか?
筆者は、ケーキにピザにチキンにと、連日かなりハイカロリーな食事になってしまいました。
これからお正月も待っているので気を付けたいです。
さて、前回はインフルエンザ対策に「あいうべ体操」を紹介させていただきましたが、
今回は、毎日飲むという方もいらっしゃるかもしれませんが、「紅茶」でできるインフルエンザ予防についてご紹介します。
紅茶にはインフルエンザウィルスの活動や増殖を抑える働きがあると言われています。
この殺菌作用は主に、紅茶の中に含まれるテアフラビンによるものです。
テアフラビンは紅茶に含まれる赤い色素でポリフェノールの一種です。
緑茶に含まれるカテキンが発酵してテアフラビンになります。
風邪予防に紅茶を飲むなら、ストレートティーがオススメです。
紅茶にミルクを入れてしまうと、テアフラビンがミルクのタンパク質と一緒になり殺菌作用が弱くなってしまうからです。
因みに、砂糖は入れても効果は変わらないと言われています。
皆さんは「紅茶うがい」という言葉を聞いた事がありますか?
実は、お医者さんも薦めている風邪予防法なんです。
こちらもテアフラビンの殺菌効果によるもので、1日2回のうがいでインフルエンザにかかる率が減ったと報告されています。
殺菌成分がインフルエンザウィルスに吸着し、体内の細胞にくっつくのを阻止してくれるのです。
さて、その紅茶うがい液ですが、紅茶葉とお湯を準備し、熱湯で10分程度(最低5分以上)じっくり抽出するだけです。
あまり低温だと抽出が十分にできないので、最低80℃以上のお湯が望ましいです。
紅茶うがい液は、普段飲む紅茶の2倍~4倍ほど希釈したもので大丈夫です。
紅茶に色が確認できれば効果有りですが、衛生面を考え24時間以内に使い切ってください。
うがいをする時の温度は、人肌位の温度が適温です。
うがいをする際は、喉の粘膜洗浄もできるように真上を向き勢いよく行ってください。
出先などで、うがいが難しい場合は、紅茶をたっぷり飲みましょう。
今週は、当薬局にもインフルエンザの患者様が来られました。
年末年始、病院もお休みになりますので、毎日しっかり予防したいですね。