なぎさ薬局グループ

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2019年4月2日

こんにちは、宇治徳洲会病院前店です。

 

桜の便りが各地から聞かれる頃となり、京都も桜(ソメイヨシノ)が開花したと

先週発表がありました。

今週から来週が、桜の満開を迎え見ごろとなりそうです。

そしてこの時期、一日の寒暖の差も大きく、夜桜を楽しむ時は防寒にも注意し

体調を崩さないよう注意しましょう。

 

 

薬局の近くの真宗大谷派「皆演寺」さんの桜、とても綺麗に咲いてます。

 

 

 

 

さて、桜の木の樹皮が、薬として用いられているのをご存知ですか?

 

サクラ Prunus 属の樹皮をはいで周皮を除き乾燥したものを(生薬名)「桜皮(オウヒ)」

といいますが、その桜皮のエキスは、気管支の蠕動運動を促進し、気道粘膜の分泌を高めて

痰を薄めて出しやすくし、咳をしずめる作用があり、鎮咳去痰剤「薬品名:サリパラ液」

(旧名ブロチン液)として使用されています。

そして、漢方処方の「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」

 

江戸時代の医学者、華岡青洲によって、漢方処方の荊防敗毒散を改変し、桜皮を加えて

創方され、今日でも、医療用漢方製剤として蕁麻疹や湿疹など皮膚疾患に用いられています。

(「桜皮」より「樸樕(ぼくそく)」に変えた製剤もあります)

 

 

 

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