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2020年5月11日1984年

こんにちは。

なぎさ薬局千石駅前店です。

 

みなさんは、1984年という小説をご存知でしょうか。

第二次世界大戦後、イギリスのジョージ・オーウェルという作家によって書かれた作品です。

 

 

 

この作品は、全体主義による分割統治された近未来の恐怖を描いたもので、政治的な思想や民族的な主義、社会的な思想等が多く含まれています。

こう聞くと難しく聞こえるかもしれませんが、実際に読んでみると、SF小説としてなり読みやすい印象を受けました。

 

主人公のウィンストンは独裁国家の役人として働いており、現体制に疑問を抱きます。

同じ思想を抱く女性と出会い惹かれあったり、上層部の同じ思想の人間と体制の転覆を謀る同盟に参加していくというストーリーです。

 

全体主義の同調圧力や監視社会、新しいことばによる思考の統制などあまりにも暗い世界の中にありながら、どこか滑稽なおかしさと不気味さが漂う雰囲気は、子供の時みたピエロやマリオネットの怖さを思い出すようでした。

そして物語の最後にとった主人公の行動は、狂気こそが正気であることを暴力的に読者に理解させるものでした。

半世紀にもわたり人々に影響を与え続ける1984年という作品の魅力を少し理解できた気がします。

皆さんもこの機会にあまり読んでこなかった本に手を伸ばしてみてはいかがですか?

 

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