2020年7月7日ドリカムの日
今日は7月7日。七夕の日に、ちなんで書いてみました。
7月7日の七夕(たなばた)と言えば、織姫と彦星が年に一度再会する日となるのですが、どうも私には実感がないです。
まだ、「7月7日、晴れ」 会いたくて 会いたくて 会えなくて のほうが何となくなじみがあります。
7月7日は、七夕、一年に一度、”夢がかなう日”ということで、”夢がかなう日=ドリカムの日”として日本記念日協会より、「ドリカムの日」に認定されています。
”夢”って。さて、私の夢、あなたの夢ってなんでしょう。
横にいた妻に聞いてみました。「別に、まあ、孫が健康で元気で成長してくれることかな」。
いつもは話が合わないのに、意見が一致しました。
と言うのも、昔に娘から、孫が脊柱側弯症疑いと言われ、専門医に受診したことがあったからです。今はもう大丈夫なのですが、あの当時泣きながら娘が電話してきたことが印象に残っています。
脊柱側弯症って耳慣れない病気ですが、発症率は結構高く、進行例には手術適応ですが、その手術が・・・大変・・・悲惨とも感じます。
脊柱側彎症をネットで検索してみると福岡に在住するK君の話が出てきました。彼は、10歳で重度な側弯症、5歳の時から年に2回、手術をしてきました。
手術前日は、恐怖に怯えて寝られない、もう、手術は嫌だ。でも、成長に応じてまだまだ手術をしなくてはいけません。
彼は、病院犬(ファシリティドッグ:facility=施設・機関)と入院中の幼い女の子の話である「*ベイリーとゆいちゃん」をテレビで見て感動して、僕もベイリーのようなファシリティドッグがいてくれたら、きっと我慢ができる、と思いました。
*(「ベイリーとゆいちゃん」のベイリーは、神奈川県立こども病院に勤務する病院犬(ファシリティドッグ)として常勤する医療スタッフで、ハワイで訓練されたゴールデンレトリバーです。病院犬は、小児がんの子供たちの支援を目的に、2010年静岡県立こども病院に導入。12年からは神奈川県立こども医療センター常駐しています。19年には東京都立小児総合医療センターでも開始されたそうです。日本では、まだ3頭だけですが、海外では病院犬は常識なようです。ベイリーは泣いて嫌がる子供に寄り添うことで、点滴がうまくできたり、しっかり服薬ができたり、食欲のない小児がんの子が食事を取れるようになったり、ベイリーと一緒なら採血は頑張る、ベイリーに会いたいから、また入院したい、などベイリーはなくてはならない存在となっています。)
K君は病院長に150枚に及ぶ病院犬導入計画書を提出したのですが、回答は「予算がない」でした。
それでも諦めないK君は、さらに自分の思いや行動を広めるために、日本新聞協会主催の「一緒に読もう!新聞コンクール」に応募、見事に最優秀賞に輝きました。病院犬を全国の病院に導入してほしい、と言う気持ちがさらに高まり今も活動されています。
つい数日前、新聞に京都大学iPS細胞研究所は筋ジストロフィー疾患マウスにiPS細胞から作った筋肉のもとになる細胞を移植したところ、筋力の改善が確認されたという、発表がありました。
脊柱側弯症もその発症原因はわかりません。しかしiPS細胞を利用することで、夢の新薬が誕生する可能性もなきにしもあらずです。
世界の山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長は、iPS細胞の技術を加速することで、難病・けがの治療のために再生医療・新薬を患者さんに早く届けたい、そのためには皆様のご支援をお願いしたいと講演会等で話されています。寄付額も1億円を超え延べ30万人にも達したとのことです。(17年2月2日で、1億3994万9361円で寄付人数は38万1798人です)また、微力ですが、と言って、ユニクロの柳井正会長兼社長がこの6月24日にポケットマネーの中から100億円を寄付されました。100億円(10億円を10年間)はすごいですね。
うれしいですね。それで私もいつかしようと思っていた寄付をすることにしました。金額は話になりませんが、気持ちは一緒でありたいと思います。
私にとっての夢は子供たちが健康で元気に成長してくれることであり、そのためには病院犬(ファシリティドッグ)や山中教授の研究などが必要と考え、いつの日かこの夢が叶うようドリカムの日である7月7日を「寄付する日」にしたいと思います。
もし共感される方がおられるなら是非一緒に病院犬の普及とiPS細胞の研究に理解と協力(寄付)をお願いしたいと思います。
キクヤ調剤薬局春日店 井上