2020年9月25日お彼岸の日に
こんにちは キクヤ調剤薬局沖野店です
お彼岸の一日
全く蜜でない愛荘町歴史民族博物館で湖東焼の企画展があり、出掛けました。
近くで、ゆっくりと美術品を鑑賞出来るのは、この日常ではとても有難い事です。
また、なんと!この日は入館無料でした。
湖東焼は青の絵付けという印象がありましたが、展示の色使いは多彩で、絵付けは繊細で綺麗でした。
湖東焼は様々な絵付け師が関わっていた事によるものだと歴史から解りました。
*湖東焼の歴史*
彦根城下の古着屋商人の絹屋半兵衛によって開窯され、美術品愛好家であった井伊直亮の元で藩窯となり、洗練されていきました。
後を継いだ13代藩主井伊直弼は、窯の拡大と職人の獲得や養成に着手し、藩内から子供を招き人材育成計画を設けました。
彼らが一端を担い、湖東焼は黄金時代を迎えました。
安政7年桜田門外ノ変で状態は一変し、その後21年の歴史に幕を閉じました。
不鮮明で残念ですが、名宝をいくつかご紹介させて頂きます。
直弼は自ら下図を描いて自分好みに製作するように指示する事もあったようです。
直弼好みでしょうか? 柘榴のお皿素敵でした。
自然斎作
「井戸を覗き込む人が付いた蓋置」
覗く姿が愛らしい!
鳴鳳作
蟷螂と鈴虫が色絵で描かれている
蟷螂は「拝み虫」として縁起物として扱われることがある
豪華な絵付けでした。