2021年9月6日繊細さん
こんにちは なぎさ薬局板橋店です☺
みなさんは「HSP」をご存知でしょうか?
Highly Sensitive Personといい「ひといちばい繊細な人」という意味で、この頭文字をとってHSPと言います。人口の約20%の割合、つまり5人に1人がHSPだといいます。非常に感受性が強く敏感な気質のため、生活の中で気疲れしやすい人が多いです。また、HSPの特性は共感を得ることが難しく、HSPでない人たちとの差に自己嫌悪を感じることもあり、まわりに合せようと無理をして生きづらさを感じる人が多くいます。
周囲の状況に敏感で、「DOES」という4つの特性があると言われています。
①Depth of processing(深く考えてから行動する)
物事を始めるまでにいろいろ考えてしまい時間がかかる
②Overstimulation(刺激に敏感で疲れやすい)
人混みや大きな音、騒音が苦手
友達といるのは好きだけど気疲れしてしまう
③Empathy and emotional responsiveness(人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい)
人のちょっとした仕草・声などに敏感で、機嫌や思ってることが分かる
感情移入しやすい
④Sensitivity to subtleties(あらゆる感覚がするどい)
時計の音などが気になっていまうほど聴覚が敏感
強い光や日光のまぶしさが苦手
第六感がはたらき、よく当たる
これ以外にも、絶対的に一人の時間が必要な人・緊張しやすい人なども可能性が高いそうです。しかしこの4つのうち1つでも当てはまらないならHSPではなく、性格的に内向的な人かもしれません。
HSPは先天的なもので、生まれながらに持っている感受性や気分の傾向を表すものであり、うつ病はストレスなどで発症する病気で後天的なものをいいます。
しかし、HSPの人でうつ病になりやすい人の特徴が
①自己肯定感が低い ②他人に共感しやすい ③疲れやすい です。
仕事では特に気を遣うことが多いので、注意が必要です。
病気ではなく生まれ持った気質なので、治療法はありません?
HSPについて知り、うつ病との違いや関連性をしっかり知り、自分の気質とゆっくり向き合うことでメンタル的には少しは楽になるかもしれません。カウンセラーや心療内科・精神科に相談してみるのも良いと思います。
またHSPは楽しくても、神経を使い過ぎて疲れてしまいます。
周りの人は、気持ちを理解してあげることが重要です。境界線の中に無理やり介入するのは善意であっても避けましょう。親切のつもりでも負担になることがあり、親しくない人に境界線を越えられる不快感を覚えることもあります。
難しいかもしれませんが、これは誰に対しても守るべきエチケットであり、その中でHSPの抱える敏感さを意識し尊重しましょう?✨程度を見極めながら、相手も自分も心地よいコミュニケーションと距離感を大切にし、少しずつ関係を築いていくのがいいでしょう。それはHSPに関係なく大切なことだと思います?
以上、なぎさ薬局板橋店でした。